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context . textBaseline = “ベースラインの位置 …… ベースラインの位置を指定する
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textBaseline属性は、ベースラインの位置を指定する際に使用します。
ベースラインとは、フォントが表示される際の整列位置を決める基準線のことです。

指定できる値は、top・hanging・middle・alphabetic・ideographic・bottomのいずれかで、これら以外の値を指定しても無視されます。
初期値は alphabetic です。

top

hanging

middle

alphabetic (初期値)

ideographic

bottom

指定なし

■ベースライン位置の概念図


topは、emスクエアの上端です。
hangingは、「आ」のような文字が固定される位置です。
middleは、emスクエアの中間(topとbottomの半分の位置)です。
alphabeticは、「Á」「ÿ」「f」「Ω」のような文字が固定される位置です。
ideographicは、「私」「達」のような文字が固定される位置です。
bottomは、emスクエアの下端です。

emスクエアとは、文字の高さが一辺がとなる正方形のことで、通常はこの正方形の中に文字がおおよそ収まります。
ただし、文字によっては上図の「f」のように、文字の境界ボックスがemスクエアから大きくはみ出すことがあります。
そのような文字では、必ずしもemスクエアの上端が文字の上端、emスクエアの下端が文字の下端となるわけではありません。
従って、おおまかには、“topは文字の上端、bottomは文字の下端”という理解で問題ありませんが、そうではないケースもあります。

■引数(値)の説明

top
emスクエアの上端
hanging
「आ」のような文字が固定される位置
middle
emスクエアの中間
alphabetic
アルファベットのベースライン(初期値)
ideographic
漢字など表意文字のベースライン
bottom
emスクエアの下端

■使用例

HTML + JavaScriptソース

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>canvasで図形を描く</title>
<script type="text/javascript">
<!--
function test() {
  //描画コンテキストの取得
  var canvas = document.getElementById('sample');
  if (canvas.getContext) {
    var context = canvas.getContext('2d');
    //ここに具体的な描画内容を指定する
	//フォントのサイズと種類を指定
    context.font = "16px 'MS ゴシック'";

    //topの場合のサンプルを赤色にする
    context.fillStyle = "red";
    context.textBaseline = "top";
    context.fillText("abcABCあいう漢字(topの場合)", 20, 75);

    //middleの場合のサンプルを緑色にする
    context.fillStyle = "green";
    context.textBaseline = "middle";
    context.fillText("abcABCあいう漢字(middleの場合)", 20, 75);

    //bottomの場合のサンプルを青色にする
    context.fillStyle = "blue";
    context.textBaseline = "bottom";
    context.fillText("abcABCあいう漢字(bottomの場合)", 20, 75);
  }
}
//-->
</script>
</head>
<body onLoad="test()">
<h2>Canvasで図形を描く</h2>
<canvas width="300" height="150" id="sample" style="background-color:yellow;">
図形を表示するには、canvasタグをサポートしたブラウザが必要です。
</canvas>
</body>
</html>
↓↓↓

ブラウザ上の表示

Canvasで図形を描く


図形を表示するには、canvasタグをサポートしたブラウザが必要です。

■関連項目

<canvas> …… 図形を描くHTML5から追加
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山田 太郎
テック・リード
山田太郎は、ウェブ開発やグラフィックスプログラミングに10年以上の経験を持つテクノロジーの専門家です。特にHTML5 CanvasやJavaScript、インタラクティブメディアに精通しており、動的なユーザーインターフェースや最先端のウェブアプリケーションの開発に携わってきました。複雑な図形描画や画像操作、リアルタイムグラフィックスに関する知識が豊富で、ウェブ技術の限界を追求する開発者たちにとって頼りになる存在です。知識の共有に情熱を持ち、初心者からプロフェッショナルまで幅広く支援するため、技術フォーラムやブログにも積極的に貢献しています。

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