<h1>・<h2>・<h3>・<h4>・<h5>・<h6>タグは、見出しを付ける際に使用します。
数値が小さいほど高いランクの見出しとなります。 <h1>が最も高位の大見出しで、<h6>が最も低位の小見出しです。 同じ数値のものが複数ある場合には同じランクとなります。
見出しを配置すると暗黙的に新しいセクションを開始したことになります。
セクショニング・コンテンツの要素(
<article>・
<aside>・
<nav>・
<section>
)の中にある、
最初のヘッディング・コンテンツの要素(
<h1>・
<h2>・
<h3>・
<h4>・
<h5>・
<h6>・
<hgroup>
)は、そのセクションの見出しを表します。
そのあとに低いランクの見出しが続く場合には、暗黙的にそのセクションの一部となるサブセクションを開始したものとみなされます。
また、同じランクの見出しや高いランクの見出しが続く場合には、暗黙的に別の新しいセクションを開始したものとみなされます。
一つのセクションの中に複数の見出しを配置すれば、暗黙的にそれぞれがセクションとみなされますが、 明示的にセクションで区切ることが推奨されています。 また、セクション内には、どのランクの見出しでも配置することができますが、 h1要素だけを使用するかセクションの入れ子階層に合ったランクの見出しを配置することが強く推奨されています。
HTML4.01では、h1-h6要素には揃え位置を指定するalign属性が、非推奨とされながらも用意されていました。 HTML5では、h1-h6要素のalign属性は廃止されています。 揃え位置の指定にはCSSを使用してください。
HTML4.01でh1-h6要素を使用する場合には、文書全体における見出し階層を意識して見出しレベルをルール付けしていたと思います。 HTML5では文書全体における見出し階層はもちろんですが、同時にセクションの概念を意識してセクションごとに見出しレベルをルール付けしてやる必要があります。
HTML5では見出し要素だけを配置して暗黙的にセクションを生成することもできますが、見出しレベルのルール付けが分かりにくくなりがちです。 HTML5でh1-h6要素を使用する際には、推奨されているようにセクショニング・コンテンツの要素で明示的にセクションを区切ってやると、 文書構造が分かりやすくなるでしょう。
以下のサンプルでは<section>タグが無くても誤りではありませんが、 <section>タグを使用して明示的にセクションを区切ってやることで文書構造が分かりやすくなっています。
りんごは果物です。
魅力的な味わいです。
赤いものは緑のものより甘いです。
様々な色の品種があります。