<cite>タグは、作品のタイトルを表す際に使用します。
ここでいう作品とは、例えば、
本・書類・随筆・詩・楽譜・歌・脚本・映画・テレビ番組・ゲーム・彫刻・絵画・劇場作品・芝居・オペラ・ミュージカル・展覧会・訴訟事件の報告…
などのことです。
<cite>は人の名前に使用することはできません。
例えば、文中の有名人の名前を際立たせたい場合などには、
<b>や<span>のほうが適しているでしょう。
また、作品の内容を引用する場合には、
<blockquote>や<q>を使用してください。
<blockquote>や<q>のcite属性には引用元のURLを指定します。
作品のタイトルを表すcite要素と混同しないように注意してください。
cite要素は、HTML4.01では出典・参照先を表す要素で、作品名だけではなく作者名などにも使用することが認められていました。
HTML5では作品のタイトルを表す要素となり、使用範囲がより限定されています。
<p><span class=”sakusya”>夏目漱石</span>の<cite>草枕</cite>は、こんな風に始まります。</p>
<blockquote cite=”https://www.example.com/kusamakura “>
<p>山路を登りながら、こう考えた。<br>
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。</p>
</blockquote>
<p>この作品の主人公は30歳の洋画家ですが、世間にあまりなじめていない彼の芸術家らしい生きざまがすでに冒頭で表現されています。</p>
夏目漱石の草枕は、こんな風に始まります。
山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。
この作品の主人公は30歳の洋画家ですが、世間にあまりなじめていない彼の芸術家らしい生きざまがすでに冒頭で表現されています。