★ウェブサーバーの選定

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どのような基準でウェブサーバーを選べばよいか

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ウェブサイトを公開するには、制作したHTMLファイル、CSSファイル、画像ファイルなどを置くサーバースペースが必要となります。

サーバーサービスには、有料から無料まで様々なものがあります。
有料の場合には価格も様々で、高価なサーバーは上を見ればきりがありませんが、安価なものなら月々数百円程度からあります。

はじめてウェブサイトを公開する際のサーバー選定はなかなか難しいと思います。
何を根拠に決めればよいのか、価格だけで選んでよいものかどうか。
実際にサイト運営を始めてみないと、自分にはどんな機能が必要なのかも判断しづらいかもしれません。

以下に、おおまかに3つの可能性を示します。

無料のサーバースペースを利用する

独自ドメインなどにこだわらない簡単な個人サイトやブログを始めるなら、無料サーバーや無料ブログで十分かもしれません。
ライブドアブログやAmebaなど様々なサービスがあるので、無料でアカウントを作成して、ウェブサイトやブログを開設してみてください。

ライブドアブログ
Ameba

サーバーって何?アップロードって何?というくらいの初心者なら、まずは無料のサービスをしばらく利用してみても良いでしょう。
後から有料のサーバーサービスに引っ越しをすることも可能です。
無料なので複数利用してみて一番相性が良いところに最終決定しても良いでしょう。

無料サーバースペースや無料ブログサービスの場合、月数百円程度プラスすると独自ドメインでの運用が可能になることが多いようです。
また、無料の場合、広告が勝手に表示されてしまうのが一般的ですが、これも有料のサービスにアップグレードすることで、広告が表示されなくなることが多いようです。
各社サービス内容が若干異なるので、詳しくはそれぞれの公式サイトで確認してください。

月額数百円程度の格安レンタルサーバーを利用する

一般的なウェブサイトなら、有料サーバーを利用する場合にも月額数百円程度のサーバースペースで問題なく運営できるでしょう。
簡単な個人サイトはもちろん、企業サイトであっても、大量のデータを掲載したり、大量のアクセスが予想されるケースなどを除いては、月額数百円程度のサービスでおおむね十分でしょう。

ただし、このくらいの価格で提供されるサーバースペースは、ほぼ間違いなくサーバーを他の人と共用することになります。
場合によっては、同じサーバー上にある他の人の運営するウェブサイトに大量のアクセスが集中するなどして、自分のウェブサイトまで影響を受けてしまう可能性もあります。

格安な分だけ当たりはずれもあるかもしれませんが、値段の高いサーバーだから使いやすいとも限りません。
とりあえずこのくらいの価格帯のサービスから始めてみて、必要に応じてサービス内容をアップグレードしていくのもひとつのやり方でしょう。

様々なサービスがありますが、有名どころでは、「さくらインターネット
」や「ロリポップ!
」などがよく知られています。

ちなみに、いまご覧いただいているこのHTMLクイックリファレンスは、「さくらインターネット
」のレンタルサーバーを利用しています。

有料サービスの利点としては、独自ドメインでの運用ができること、広告が表示されないことなどが挙げられます。

また、利用するサービスにもよりますが、月額数百円程度の格安サーバーでもPHPなどのサーバーサイドスクリプトが利用できるのが一般的です。
PHPなどが利用できる環境ならば、知識さえあればフォームメール機能の自作も可能です。
これらの機能を利用したい人なら有料サーバーを選択する価値は十分にあるでしょう。

月額数千円程度のサーバースペースを利用する

月額数千円程度のサーバースペースの利用を検討される方なら、このような解説は必要ないかもしれません。

例えば、安定したデータベース機能を利用したい、大量のデータをウェブ上に掲載したい、
大量のアクセスが予想されるので十分なスペックのサーバーを利用したいといった場合には、月額数百円程度のサーバーでは機能不足になるかもしれません。

さらに高スペックなサーバー環境

このチュートリアルでウェブ制作を勉強されている方なら、
上記の3つの可能性のいずれかで、ほぼ問題なくウェブサイトを運営できると思われます。
ただし、場合によっては、これ以上のスペックのサーバーを利用するケースも考えられます。

例えば、大きな負荷の掛かるプログラムを制限なく動かしたい場合などには、共用サーバーではなく専用サーバーを1台まるごと借りるほうが良いかもしれません。
あるいは、借りるよりも自分でサーバー環境を構築してしまうほうが、管理がしやすい場合もあるでしょう。

これらの高スペックなサーバー環境が必要な方は、より専門的なサーバー関連の書籍やウェブサイトなどを参照されることをおすすめします。

まとめ
  1. ウェブサイトを公開するには、HTMLファイルなどを置くサーバースペースが必要となる
  2. サーバーサービスには、有料から無料まで様々なものがある
  3. ウェブサイトでやりたいことに合わせて、利用するサーバーサービスを選定する
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山田 太郎
テック・リード
山田太郎は、ウェブ開発やグラフィックスプログラミングに10年以上の経験を持つテクノロジーの専門家です。特にHTML5 CanvasやJavaScript、インタラクティブメディアに精通しており、動的なユーザーインターフェースや最先端のウェブアプリケーションの開発に携わってきました。複雑な図形描画や画像操作、リアルタイムグラフィックスに関する知識が豊富で、ウェブ技術の限界を追求する開発者たちにとって頼りになる存在です。知識の共有に情熱を持ち、初心者からプロフェッショナルまで幅広く支援するため、技術フォーラムやブログにも積極的に貢献しています。

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