オンラインカジノをプレイしている方は、少しでも勝率を上げたいと思っている人がほとんどでしょう。
そのような方に向けて、数学と統計学に基づいた「タンベール法」いうベット方法を紹介していきます。
この方法はしっかりとしたロジックがあるため、実践できれば勝てる確率を上昇させることが可能です。
ただ、ダランベール法は最強のカジノ必勝法とは言えず、あくまでも確率を上げるだけなので、ゲームごとにベット方法を適切に運用しなければ効力を得ることはできません。
当記事では、ダランベール法の使い方からメリット・デメリットなどを詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
このような方におすすめ:
これからのセクションでは、ダランベール法の基本的な情報からルールや仕組みを解説していきます。
ダランベール法は歴史が古く、18世紀に数学者ジャン・ル・ロン・ダランベールによって考案されたベット方法です。
数学者が統計学と数理的に導き出された方法で、長期的に少しずつ利益を積み重ねていくという特性があります。
利用できるゲームは、ルーレットやバカラなど、勝率が約半分で配当が2倍となるようなゲームに適している方法となっています。
基本的にはベット管理法であり、勝敗に応じて賭け金を段階的に増減させるという作業を行います。
具体的には、負けた場合には負けた分を取り戻すべく賭け金を1単位増やし、勝った場合には勝利した利益を失わないように1単位減らします。
勝ち負けが交互に発生する場面では、上記の動作を繰り返すことで、安定して利益を狙うことができるという考え方がダランベール法の基本です。
また、賭け金の増減がピラミッドの形を思わせることから、この手法は別名「ピラミッド法」とも呼ばれ親しまれています。
歴史が古く、広く親しまれているため様々な派生型ベッティング方法がダランベール法にあります。
一例として、ベット方法を真逆のやり方にし、短期的に利益を得ようとする賭け方「逆ダランベール法(逆ピラミッド法)」など。
上記を含む6種類以上の派生したベット方法があり、それぞれに特徴があるため、ダランベール法を一つ覚えるだけで、目的や用途によって使い分けることができるという非常に大きなメリットがあります。
ダランベール法が使える条件として「勝率が約50%で配当が2倍になるゲーム」というものが挙げられ、バカラやルーレット、ブラックジャックなどの代表的なカジノゲームで利用することが可能です。
基本的な動作と仕組みは下記の通りになります。
1. 初期ベット金額と「1単位」の設定:
まず、最初に賭ける金額(ベースベット)を定めます。 連敗するとベットする金額が増えていくため、最初の金額はベット総額の1/200程度に設定することをおすすめします。
次に、勝敗に応じてベット金額を変える額を「1単位」と呼び、金額を決めます。
今回の場合、初期金額を5ドル、1単位を1ドルに設定。
2. 負けた場合の対応:
ゲームに負けた場合は、次回のベット額を1単位増やします。例えば、5ドルで負けた場合、次のベットは6ドルになります。
3. 勝った場合の対応:
ゲームに勝った場合は、次回のベット額を1単位減らします。例えば、6ドルで勝った場合、次のベットは5ドルに戻ります。
*a~bの繰り返し:上記の手順を繰り返し行い、勝敗に応じて賭け金を1単位ずつ調整していきます。
これからのセクションでは、ダランベール法のメリット・デメリットを詳しく紹介していきます。
これまで細かく利点と欠点を紹介してきましたが、結局のところダランベール法は、数学的に損失を抑えて少しずつ利益を出すことを目的とした戦略です。
ただ、いくら完璧に資金管理と冷静な判断をしていても、ギャンブルの性質上、勝利にはボラティリティがあり、確実な勝利は保証されないという点に留意する必要があります。
また、ダランベール法で勝てない場合の要因として下記の要因が考えられます。
結論として、ダランベール法は数学的根拠に基づく戦略ですが、勝利を保証するものではありません。ギャンブルには常にリスクが伴うことを理解することが重要です。
ゲームによって賭け方が異なりますが、一般的なダランベール法でシミュレーションをしてみた結果を掲載します。
まずは基本的な最初に賭ける金額(ベースベット)と1単位を決定します。今回は最初の金額を5ドル、1単位を1ドルに設定。
上記の条件で5回分を勝敗別にシュミレートすると、下記のような結果になります。
ゲーム回数 | 勝った場合の ベット額 |
1回あたりの利益 (勝ち続けた場合) |
累積利益 (勝ち続けた場合) |
1 | 5ドル | +5ドル | +5ドル |
2 | 5ドル | +5ドル | +10ドル |
3 | 5ドル | +5ドル | +15ドル |
4 | 5ドル | +5ドル | +20ドル |
5 | 5ドル | +5ドル | +25ドル |
ゲーム回数 | 負けた場合の ベット額 |
1回あたりの損失 (負け続けた場合) |
累積損失 (負け続けた場合) |
1 | 5ドル | -5ドル | -5ドル |
2 | 6ドル | -6ドル | -11ドル |
3 | 7ドル | -7ドル | -18ドル |
4 | 8ドル | -8ドル | -26ドル |
5 | 9ドル | -9ドル | -35ドル |
勝利時の利益は常に+5ドルと一定であるため、連続して勝利を重ねると累積利益は毎回5ずつ増加していきます。負けが続くと賭け金が増え続ける一方で、勝利時の配当は一定であるため、報酬は一定のままです。
そのため、連敗が続くほどリスクが高まる構造となっており、一度の大きな負けで今まで積み上げた利益を失うリスクも抱えています。
さらに、連敗によって賭け金が増加し続けることから、十分な資金を確保していない場合は早期に破産する危険性があるという点には注意が必要です。
ダランベール法が利用できる条件は主に2つあり、その条件さえ整っているのであれば、どのようなゲームでもダランベール法が利用することができます。
上記の条件で、ダランベール法が利用できるカジノゲームと、ベットの仕方は以下の通りです。
ダランベール法は、カジノゲームでリスクを抑えながら賭け金を調整する戦略です。
この方法は、特にルーレットやブラックジャックなど、偶数配当のゲームでよく使われます。
基本的には、負けた場合に賭け金を増やし、勝利した際には賭け金を減らすことで、損失を回収することを目的としています。
基本的なルールと動作:
1. 賭けるゲームを選ぶ
ダランベール法は偶数配当のゲームに適しています。
例として、ルーレットでは配当が2倍になる「赤か黒」または「奇数か偶数」に賭けるのが良いでしょう。
2. 初期の「賭け金」と「1単位」を決める
自分の予算に合った初期の賭け金を設定してください。 ここでは、初期の賭け金を5ドルに設定します。 過度な賭けは避け、安全な範囲で始めましょう。
3. 賭けを開始し、勝敗に応じて賭け金を調整
賭け方の一例は下記になります。
ベット金額は画面右下の赤枠「Total Bet」を参考にしてください。Alt:ダランベール法にのっとり勝敗に応じたベット金額の設定
回目: 5ドルをベット
回目: 6ドルをベット
回目: 7ドルをベット
実際に、筆者がルーレットをプレイした時の結果を、シュミレーションの一例として記載します。
上記のステップバイステップで紹介した、基本ルールと動作を実践して見ましたので、是非参考にしてください。
ゲーム回数 | 結果 | ベット額 | 損益(1ラウンドごと) | 累計損益 |
1 | 負け | 5ドル | -5ドル | -5ドル |
2 | 負け | 6ドル | -6ドル | -11ドル |
3 | 勝ち | 7ドル | 7ドル | -4ドル |
4 | 勝ち | 6ドル | 6ドル | 2ドル |
5 | 負け | 5ドル | -5ドル | -3ドル |
6 | 勝ち | 6ドル | 6ドル | 3ドル |
7 | 負け | 5ドル | -5ドル | -2ドル |
8 | 勝ち | 6ドル | 6ドル | 4ドル |
今回検証したルーレットは、2倍の配当が得られる賭け方が可能で、遊び方もシンプルです。
ルーレットにはさまざまな賭け方がありますが、ダランベール法に適した賭け方としては、「赤か黒」「奇数か偶数」「数字が前半か後半」の3つが挙げられます。
なおポイントとして、より50%に近い確率になるため「00」が存在しないヨーロピアンルーレットやフレンチルーレットを選ぶことをおすすめします。
バカラでは、プレイヤーが勝利した場合の配当が2倍、バンカーが勝利した場合の配当が1.95倍となっており、ダランベール法を利用することができます。
ルールが非常にシンプルであるため、初心者にもおすすめのゲームとなっています。
注意点として、バカラでは他のゲームに比べて引き分けが出る確率が高いため、引き分けが発生した際には再度同額を賭けるか、金額を増やして勝負するかを判断する場面が多くなります。
冷静な判断力が求められる場面が増えるので、ダランベール法のルールに則ってベットしましょう。
ブラックジャックは基本配当が2倍のため、ダランベール法を用いることができます。
さらに、基本戦略であるベーシックストラテジーを併用することで、ペイアウト率(還元率)を約99%以上に高めることが可能です。
ダランベール法を用いたベットは、最終的な収益を伸ばしやすくする効果が期待できます。
ベーシックストラテジーは、最も期待値が高い基本的な戦略であり、状況によっては期待値が1を超えることもあります。
シックボーは、サイコロの出目を予想して賭けるシンプルなルールで、時代劇によくある「丁半」に非常に良く似たゲームです。
基本的なルールとして、ディーラーが3つのサイコロを振り、その出目を予想してベットします。「出目」とは、サイコロを振った際に上向きになる面の数字を指します。
予想が当たると配当を受け取ることができ、外れた場合は賭け金が没収されるのが一般的なルールです。ダイスはサイコロの出目を予想するだけなので、初心者でも気軽にチャレンジできるカジノゲームとなっています。
これからのセクションでは、ダランベール法から派生した方法や、全く別の数学的なアプローチをする戦略を紹介していきます。
マーチンゲール法の特徴としては、負けるたびに賭け金を2倍に増やす点が特徴です。
理論的には、賭け金を2倍にすることで負けた分を取り返し、短期的に大きな利益を狙うことが可能ですが、その一方でリスクが非常に高いという欠点を無視することはできません。
この方法は、賭け金が2倍ずつ急激に増加するため、資金管理が難しく、テーブルリミットに達しやすいという点にも注意が必要です。
また、数学的シミュレーションによると、14ゲーム後には初期資金をすべて失う可能性が高いという結果が示唆されているという研究結果もあります。
詳しくは、このマーチンゲール法を説明している記事をご覧ください。
パーレー法はマーチンゲール法とは逆のアプローチで、勝った場合は賭け金を2倍に増やし、負けた場合は初期額に戻す仕組みです。
連勝時に大きなリターンを得ることができる一方で、1回の負けでそれまでの利益が失われるリスクがあります。
この方法はダランベール法と同じく、ルーレットの偶数・奇数やハイ・ロー、赤・黒といった勝率50%のベットに適しています。
連勝確率としては、4連勝以上が発生するのは一桁台の確率ですが、20回以上プレイすれば4連勝以上が起こることもあります。
詳しくパーレー法を説明している記事もあるため、気になる方は是非参考にしてみてください。
ココモ法は「賭けに対して3倍の賞金が支払われるゲーム」でのみ利用できるため、ルーレットでのコラムベットやダズンベットに適用することができます。
ダランベール法とは、勝利金の倍率が高いゲームやベットオプションに賭けることができるという点が異なります。
この方法の基本動作は、マーチンゲール法に似ていますが、賭け金の増加の仕方が異なり、2倍ずつ増やすのではなく、フィボナッチ数列に基づいて賭け金を上げていきます。
手順
今回は「1ドル」からスタートすると仮定します。
STEP 1:初期資金を決める
フィボナッチ数列は「前の2つの数字を足した数」という規則に従うため、プレイヤーは自由に金額を設定できます。
STEP 2:勝敗に応じて賭け金を増減する
フィボナッチ数列という特殊な計算方法でベット金額を決めるため、簡単に利用を方法を説明しましたが、より詳しく知りたいと思った方はリンクから詳細をご確認ください。
逆ダランベール法は、ダランベール法の反対の戦略で、勝ったときに賭け金を増やし、負けたときに賭け金を減らす方法です。
この方法は、勝ったときに賭け金を一定額増やすため、連勝が続くほど利益が加速するという利点があり、連勝の利益を最大限に活かすことができるという特徴があります。
一方で、連敗時にはベット額が徐々に減少するため、損失を抑えられる賭け方ですが、賭け金を減らすことから、勝ちが続かないと大きな利益を得るのは難しくなります。
逆ダランベール法は、ベット金額の増やし方を変えるだけで、大きく性質が変わるベッティング方法になります。
詳しいメリット・デメリットを知りたい方は、ぜひ関連記事をご覧ください。
これからのセクションでは、ダランベール法が競馬やFXなどでも利用できるということと、注意点について紹介します。
基本的な2つの要素、勝率が約50%であり、2倍の報酬を受けられるのであれば、競馬や競艇、FXでもダランベール法を利用することができます。
競馬や競艇であれば、3連単を固定して当てるのは難しいため、2連単を2〜3点に絞って購入するのが効果的です。平均配当が2倍になるようにし、勝率が極端に低いものでなく、買い目の商品を購入することをおすすめします。
ダランベール法は、負けたときにベット額を増やし、勝ったときにベット額を減らすというシンプルな法則です。
マーチンゲール法と同じ原理ではありますが、連敗したときのベット額の増加は比較的緩やかで、急激な損失を避けやすいというメリットがありますが、それでも十分な資金が必要であるという点には留意しなくてはいけません。
いかがだったでしょうか。
ダランベール法は、数学的にカジノゲームで勝つ確率を上げる戦略で、敗北した次のベット金額を上げることによって、負けた分を取り返すという考えが基本原理になります。
この方法は「勝率が1/2のゲーム」かつ「勝利金がベット金額の2倍」という条件であれば、どのようなものにも利用することが可能という、汎用性の高さが魅力です。
簡単に実行することができ、様々なものに利用できるというメリットがある一方で、連敗時に賭け金が多量に必要になります。
そのため、多額のベット資金が必要になるという欠点や、利益を得るためには長期的にプレイしなくてはいけないという点には注意しなくてはいけません。
ダランベール法について、よく発生する質問をまとめてみました。
ダランベール法は、勝率が約50%のゲームで効果を発揮します。 具体的には、ルーレットの赤黒やバカラなど、ほぼ50%に近い勝率を誇るゲームである必要があります。 ダランベールの法則とは? ダランベール法は、賭け金を徐々に増減させる方法であり、負けた際に賭け金を1単位増やし、勝った際には1単位減らすというものが基本戦略になります。 この戦略は別名「ピラミッド法」とも呼ばれ、賭け金の増加が緩やかな点が特徴です。
主に4つのメリットがあります。 賭け金の増加が穏やかで、急激な損失を避けやすい テーブルリミットに到達しにくく、長時間プレイが可能である 勝敗が五分五分であっても、利益を徐々に積み重ねられる 資金管理がしやすく、比較的低リスクで運用できる
一方で、ダランベール法には以下のような欠点も存在します。 連敗が続くと、損失が大きくなるリスクがある 短期間で大きな利益を狙うことは難しい 理論的には、多額の損失が発生する可能性があるため注意が必要
ダランベール法とマーチンゲール法は賭け金の増加方法に違いがあります。 ダランベール法: 負けたときに賭け金を1単位ずつ増やし、勝ったときに1単位ずつ減らすためリスクが低く、シンプルであるため資金管理がしやすい。 マーチンゲール法: この方法は負けるたびに、倍の金額をベットする必要があります。 ダランベール法より、短期的に大きな利益を狙えるというメリットがある一方、連敗時には資金が枯渇するというリスクを伴います。
ダランベール法の期待値は、基本的にそのゲーム自体の期待値と同じです。 あくまで賭け方を工夫する方法であり、ゲーム自体の期待値を改善する戦略ではないという点には注意しなくてはいけません。 また、カジノのハウスエッジによっては、期待値がマイナスになることもあります。