<br>タグは、改行を表す際に使用します。
br要素は、実際にコンテンツの一部である改行にのみ使用します。
例えば、詩や住所の区切りなどのように、改行が意味を持つ場合にのみ使用します。
br要素による改行を、見栄えやレイアウトを目的に使用してはなりません。
br要素のレンダリングは、必ずしも行を改める“改行”として表示されるとは限りません。
br要素を連続させて空白を作成するのは、誤った使い方です。
br要素で指定する改行は、後続のテキストを物理的に移動させて新しい行にする
文字通り行を改める“改行”としてレンダリングされるのが一般的です。
ただし、ブラウザの種類やスタイルシートの指定によっては、必ずしも一般的な“改行”になるとは限りません。
例えば、ドットなどの改行を表す記号で区切ったり、間隔を広くあけるなどの別の方法で改行を表現するかもしれません。
HTMLの仕様では、br要素には終了タグ</br>はありません。
以下のサンプルは、br要素の正しい使用例です。
<p>
皇居<br>
千代田1番1号<br>
千代田区<br>
東京都<br>
日本
</p>
皇居
千代田1番1号
千代田区
東京都
日本
以下のサンプルは、br要素を不適切に使用した例です。
見栄えを調整するためにbr要素を使用してしまっています。
<p><a ...>34 コメント</a><br>
<a ...>コメントを追加</a></p>
<p><label>氏名: <input name="name"></label><br>
<label>住所: <input name="address"></label></p>
以下のサンプルは、上記サンプルを訂正したマークアップ例です。
<p><a ...>34 コメント</a></p>
<p><a ...>コメントを追加</a></p>
<p><label>氏名: <input name="name"></label></p>
<p><label>住所: <input name="address"></label></p>