unicode-bidiプロパティは、Unicodeの文字表記の方向を上書きする際に使用します。
Unicode(ユニコード)とは、言語に関係なくすべての文字に独立した番号を与え、
文字コードの切り替えなしに、世界中の文字を統一された文字コードで表現しようとする規格です。
Unicodeでは英語や日本語は左から右へ、アラビア語やヘブライ語は右から左へというように、
言語により文字表記の方向が規定されていますが、
unicode-bidiプロパティは、この設定に新たに文字方向に関する指定を組み込んだり、設定を無効にする上書きを行います。
上書きする文字表記の方向は、directionプロパティで値を指定します。
p.sample1 {direction: rtl; unicode-bidi: bidi-override;}
p.sample2 {direction: ltr; unicode-bidi: normal;}
<html>
<head>
<link rel=”stylesheet” href=”sample.css”
type=”text/css”>
</head>
<body>
<p class=”sample1″>
いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひたまひけるなかに…
</p>
<p class=”sample2″>
どの帝の御代のことであったか、女御や更衣たちが大勢お仕えなさっていたなかに…
</p>
</body>
</html>
いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひたまひけるなかに…
どの帝の御代のことであったか、女御や更衣たちが大勢お仕えなさっていたなかに…