ビットコイン(BTC)の価格は、半減期を控える19日に始値から約6%暴落し、一時的に6万ドルを割り込みました。暴落の要因は、イランの中央部イスファハン空港で起きた爆発音です。イラン国営メディアが報じたことで世界に緊張が走りました。
暴落したビットコイン価格は、その後に回復。中東を巡る地政学的な緊張の懸念が緩和されると、6万5000ドルまで値を戻しています。
中東の地政学を巡る緊張が続く中、ビットコインは半減期を迎える
暗号資産(仮想通貨)のビットコインが、始値の6万3471ドルから約6%暴落し、一時的に6万ドルを下回りました。
イランによる無人機・ミサイル攻撃を受けたイスラエルが報復攻撃に走ったことで緊張が走り、一時は約6%暴落し5万9643ドルまで値下がり。ビットコインだけでなくイーサやソラナ、ドージコインなども暴落の煽りを受けていました。
その後、イランの国営メディアがイスファハンの核施設が無事だと伝えると、世界的な懸念がやや和らぎました。イランの国営メディアは同じく19日、イスラエルの攻撃を認識した上で失敗を主張。国際原子力機関(IAEA)もX(旧Twitter)上に、イランの核施設に被害がないことを確認した投稿しています。
一時は6万ドルを割っていたビットコインですが、その後回復し、6万5000ドル付近まで上昇しています。
ビットコインは4月20日に、4年に1度の半減期イベントを控えています。半減期後の価格を楽観視する意見も多いですが、今回の出来事を背景に悲観的な声も聞かれます。