ビットコインで成功者になった日本人|世界の億万長者も紹介

ビットコインが誕生した2009年当時、ごく一部の人々を除いて暗号通貨(仮想通貨)に関心を持つ人々はいませんでした。しかし、ビットコインはその後社会に大きな影響を与えるほどまでに認知度が上がり、価格も大きく上昇しました。

そのため、なかにはビットコインで莫大な資産を築き上げた成功者も現れるようになりました。本記事では、ビットコインなどの仮想通貨によって億万長者になった日本人や、世界の仮想通貨長者を紹介します。

2024年からでも仮想通貨で成功者になれる可能性を秘めた方法も合わせて解説するので、興味のある方はぜひ最後までご覧ください。

ビットコインの成功者とは

ビットコインで成功者になった人とは、ビットコインやその他のアルトコインへの投資で莫大な資産を築いた人や、自身で仮想通貨をローンチして大儲けした人のことを指します。

ビットコインの初期段階では1BTCあたり1円未満という極めて低い価格でしたが、2017年には1BTCあたり220万円まで達しました。

この爆発的な価格上昇により、わずかな投資で巨額の利益を手にした人が続出。そんななか、「仮想通貨億り人」と呼ばれる、ビットコインで億万長者になった人を表すワードも誕生しました。

世界のビットコイン(仮想通貨)保有者ランキング

チャンポン・ジャオ氏

世界には、ビットコインで莫大な資産を築いた人が存在します。世界的な経済メディアであるフォーブスは世界の仮想通貨長者ランキングを発表しており、2024年3月8日時点における、1~10位までのランキングは以下の通りです。

1位:チャンポン・ザオ(Changpeng Zhao)
2位:ブライアン・アームストロング(Brian Armstrong)
3位:ジャンカルロ・デバジーニ (Giancarlo Devasini)
4位:ミハエル・セーラー(Michael Saylor)
5位:パオロ・アルドイノ(Paolo Ardoino)
6位:ジーン・ルイス・ヴァンデルヴェルデ(Jean-Louis van der Velde)
7位:クリス・ラーセン(Chrits Larsen)
8位:フレッド・エルサム(Fred Ehrsam)
9位:マシュー・ロザック(Mattyhew Roszak)
10位:ジェド・マケーレブ(Jed McCaleb)

彼らはどのようにして仮想通貨の成功者になったのか、資産額とともに紹介します。

1位:チャンポン・ジャオ(hangpeng Zhao)

純資産:330億ドル

チャンポン・ジャオは世界最大の仮想通貨取引所であるバイナンスのCEO兼創設者として知られています。彼は2017年にバイナンスを設立し、会社の急成長とともに株式も大幅に上昇しました。

彼の資産の大部分はバイナンス株式からもたらされたもので、バイナンスは現在も取引高で業界最大の世界的な取引所となっています。2022年時点において、彼の純資産は約650億ドルあったとされており、世界でも50番目に裕福な人物とされています。

2位:ブライアン・アームストロング(Brian Armstrong)

純資産:112億ドル

ブライアン・アームストロングは、世界有数の仮想通貨取引所であるコインベースのCEOであり、共同設立者の一人として知られています。アームストロング氏は、2013年にフレッド・エルサム氏とともにコインベースを設立。その後コインベースは順調に成長を続け、2021年にはナスダック上場を果たしました。

アームストロング氏はコインベースの18%の株式を保有しており、同社の株価は仮想通貨市場の拡大とともに大きく上昇、2021年3月時点で純資産は150億ドルあったと推定されており、2020年11月以降は1億7000万ドル相当のコインベース株を売却しています。

3位:ジャンカルロ・デバシーニ(Giancarlo Devasini)

純資産:92億ドル

ジャンカルロ・デバシーニは、仮想通貨業界で大きな影響力を持つテザー社の最高財務責任者(CFO)であり、同社の最大個人株主でもあります。彼は、ステーブルコインの発行を通じて巨万の富を築き上げました。

テザー社は米ドルと1対1の価値が保たれるステーブルコインであるテザー(USDT)を発行していますが、現在は1000億枚以上のテザートークンが発行され、多くの投資家に利用されています。

昨今の金利上昇を受け、テザー社は昨年、顧客の担保から発生する利息から62億ドルもの利益を生み出しました。デバシーニ氏はテザー社の株式を47%保有していると推定されていることからも、莫大な利益を得たことが予想できます。

4位:マイケル・セイラー(Michael Saylor)

純資産:44億ドル

マイケル・セイラーは、ソフトウェア企業であるMicroStrategy社の創業者兼CEOであり、自身の企業を通じたビットコイン投資によって多額の富を築き上げました。

セーラー氏は、2020年8月に同社がビットコインへの投資を開始すると発表し、その後も継続的に投資額を増やしていきました。2023年4月時点で、MicroStorategy社は約19万3000ビットコインを保有しており、世界最大のビットコイン保有企業となっています。

セーラー氏自身も2021年時点で約1万7000ビットコインを保有しており、ビットコインの価格上昇により、保有分の価値は大幅に上昇しました。2023年には2億ドル相当のMicroStrategy社の株式を現金化したことを発表しましたが、この資金の一部もビットコイン投資へ充てたと予想されています。

5位:パオロ・アルドイノ(Paolo Ardoino)

純資産:39億ドル

パオロ・アルドイノは、テザー社の最高技術責任者(CTO)であり、同社の主要株主の一人です。アルドイオ氏は、当初コンピューター・プログラマーとして新興企業で働いていましましたが、2014年にテザー社の姉妹会社であるBitfinex社にシニアソフトウェア開発者として入社。

その後アルドイオ氏はテザー社に移り、最高技術責任者に就任してからは同社の株式を20%保有しています。テザー社は顧客から預かった担保資産を運用することで収益を挙げていますが、テザーの発行量とアルドイオ氏が保有する株式の価値が上昇したのとともに、仮想通貨長者の仲間入りを果たしたといえるでしょう。

6位:ジャン・ルイ・ファン・デル・ヴェルデ(Jean-Louis van der Velde)

純資産:39億ドル

ジャン・ルイ・ファン・デル・ヴェルデは、テザー社のCEOであり、主要株主の一人です。ファン・デル・ヴェルデ氏は1985年にオランダを離れて台湾の大学に入学し、その後はアジアにおいてITおよびハイテク新興企業を設立するなど、起業家としてのキャリアを築きました。

その後彼は設立間もないテザー社に入社し、現在は同社のCEOに就任。ファン・デル・ヴェルデ氏も、デバシーニ氏やアルノイド氏のようにテザー社の株式を多く保有しており、テザーの発行量の増加と同社の株価の上昇により大きく資産を増やしました。

7位:クリス・ラーセン(Chrits Larsen)

純資産:32億ドル

クリス・ラーセンは、国際決済の革新を目指して2012年に設立されたリップル社の共同創業者であり、仮想通貨であるリップル(XRP)の保有を通じて巨万の富を築き上げた人物です。

ラーセン氏は、従来の国際送金システムが抱える高コストや高い処理時間などの課題に着目し、より効率的な決済インフラを提供するためにリップル社を設立しました。その後リップル者は事業を拡大し、同社が発行する仮想通貨「XRP」の価値も大きく上昇。

ラーセン氏はリップル社の株式を18%保有しているほか、28億トークンを超えるXRPを保有しているといわれており、XRPの価格上昇によって保有資産は大幅に増加しました。他にも約10億ドルの現金も保有している噂もあるため、仮想通貨業界きっての大富豪といえるでしょう。

8位:フレッド・エルサム(Fred Ehrsam)

純資産:32億ドル

フレッド・エルサムは、仮想通貨取引所大手であるコインベースの共同創業者であり、仮想通貨投資会社であるパラダイム社の共同設立者でもあります。エルサム氏は2017年にコインベース社を退職しましたが、現在も同社の取締役を務めており、株式の5%を保有しています。

2018年に共同設立したパラダイム社は、機関投資家や富裕層を対象に仮想通貨やブロックチェーン関連企業への投資をしています。現在、パラダイム者は80億ドル以上の資産を提供していることからも、エルサム氏は多額の利益を得ていると考えられます。

9位:マシュー・ロザック(Mattyhew Roszak)

純資産:31億ドル

マシュー・ロザックはビットコインの初期投資家として知られており、彼は2010年にビットコインを購入しました。その後ロザック氏はビットコインだけでなく、他の有望な仮想通貨にも投資を拡大。彼が莫大な資産を築けたのは、イーサリアムやバイナンスが発行するBNBへの早期投資が主な要因です。

さらにロザック氏は自ら暗号通貨関連のベンチャー企業に投資をするとともに、ブロックチェーンスタートアップであるBloqを設立し、他のプロジェクトへのコンサルティングも提供しています。これによって彼は仮想通貨業界全体の発展にも貢献しつつ、さらなる収益機会を創出しています。

10:ジェド・マケーレブ(Jed McCaleb)

純資産:29億ドル

ジェド・マケーレブは、ビットコイン取引所の先駆者であるマウントゴックス社の設立者であり、仮想通貨リップルの共同創業者です。2014年には、マウントゴックスがハッキング被害に遭い、多額のビットコインが流出する事件が発生。

しかしこの事件の前にマケーレブ氏は同社の株式を売却していたため、個人的な損失は免れたといわれています。またマケーレブ氏はリップル社の立ち上げに関わっており、多くのXRPを取得。その後彼は同社を早期退職しましたが、保存していた90億XRPの大部分を売却しました。

マケーレブ氏の成功は、仮想通貨業界の黎明期において2つの主要な仮想通貨のプロジェクトに関わり、莫大な富を築きました。

日本人でビットコイン長者になった人はいる?

ビットコインと日本国旗

残念ながら、フォーブスが発表したビットコイン(仮想通貨)の保有者ランキングに日本人はおらず、ビットコインの成功者になった日本人の詳細は明らかにされていません。

国税庁が行った2018年における確定申告の総括レポートによると、雑収入の収入があった1億円超あった人のうち、仮想通貨取引で収入を申告したのは271人だったことがわかりました。

とはいえ仮想通貨で利益を挙げても、その利益を確定させない限り、国税庁の集計対象にはなりません。加えて仮想通貨をメタマスクなどの複数のウォレットや取引所に分散して保管することで、資産を目立たなくすることも可能です。

上記のことを考えると、ビットコインで億単位の資産を築いた日本人の成功者はかなりの数に上ると推測されます。

2024年からでも仮想通貨の成功者になるには?

仮想通貨取引所と男性

ビットコインはもはや誰もがその存在を知るようになり、1ビットコインの価格も2024年には1000万円を突破しました。

仮想通貨の成功者になるには、大勢の人とは異なる行動を取る必要があり、仮想通貨で儲ける方法も様々。しかし、2024年においては「アルトコイン」と「仮想通貨のエアドロップ」に注目するのがおすすめです。

それぞれ詳しく解説します。

アルトコインに注目する

アルトコインとは、ビットコイン以外の多種多様な仮想通貨の総称です。ビットコインが先駆者として知名度が高いのに対し、アルトコインは後発で登場しました。アルトコインの中には、ビットコインにない革新的な技術や機能を取り入れているものがあるのが特徴です。

例えば、リップルはビットコインよりも高速な取引処理を可能にし、イーサリアムはスマートコントラクト機能を備えて取引の信頼性と効率性を向上させています。また、柴犬をモチーフとしているドージコインも今後、SNSでの話題性を背景に価格が上昇する可能性があります。

ミームコインなどのアルトコインはビットコインに比べて時価総額が小さく、価格変動の幅が大きい傾向にあります。リスクが高いことを認識しておく必要がありますが、短期間で価格が1000倍になる仮想通貨もあり、上手くタイミングを捉えられれば大きな利益を得られるかもしれません。

現在は値上がり益を期待できるおすすめ仮想通貨が数多く存在するため、自身がとれるリスクの範囲内で購入してみるのも良いでしょう。

仮想通貨のエアドロップに注目する

仮想通貨のエアドロップとは、プロジェクトが新しい仮想通貨の認知度向上とユーザー拡大のために、特定の条件を満たした人に無料で仮想通貨を配布するマーケティング手法です。

エアドロップが注目される理由としては、次の3つの魅力があるからです。

  • 初期投資が不要
  • 高い値上がり益の可能性
  • 複数のプロジェクトに参加できる

仮想通貨のエアドロップは失敗に終わるケースや、詐欺的なものも少なくありませんが、リスクを負うことなく複数のプロジェクトに参加できるため、将来的に大きなリターンを得られる可能性があります。

なおエアドロップに参加するには、仮想通貨のテレグラムコミュニティに参加したり、SNSで指定された投稿ををリツイートするなど、一定の条件が設定されているのが一般的です。

今後注目される仮想通貨のエアドロップは一覧で紹介されていることもあるため、興味のあるエアドロップに参加してみることをおすすめします。

2024年はビットコインから着想を得た仮想通貨プレセールにも注目

2024年は、ビットコインだけでなく、ビットコインから着想を得た新しい仮想通貨のプレセールにも注目が集まっています。今回は、その中から特に有望な2つのプロジェクトを厳選してご紹介します。

①:99Bitcoins

99Bitcoins(99BTC)は、10年以上にわたって仮想通貨について人々を教育してきた人気のあるプラットフォームです。このプロジェクトは、YouTubeのチャンネル登録者数が70万人、登録ユーザー数が200万人を超えるほどの規模を誇ります。

99Bitcoinsの革新的な取り組みの一つとして、Learn-to-Earn(L2E)と呼ばれる新しい概念があります。これは、ユーザーが双方向的な講座やクイズ、コミュニティ活動に参加しながら、99BTCトークンをウォレットに直接獲得できるシステムです。

獲得したトークンは、99Bitcoinsエコシステム内の特別なコンテンツや取引シグナル、限定特典へのアクセスに使用できます。

2024年は、ビットコインが好調であることから、より多くの人々が仮想通貨について学びたいと考えるようになると予想されます。これにより、99BTCトークンの価値が上昇する可能性があります。

仮想通貨について学びながら報酬を獲得していけば、仮想通貨で成功者になれる確率も高くなるはずですので、興味のある方はプレセールに参加してみてはいかがでしょうか。

プレセール開始日2024年4月
購入方法ETH、USDT、クレカ
ブロックチェーンイーサリアム
最低購入額1ドル

仮想通貨の次に流行るものはNFT?

近未来のスマートフォンに搭載されたNFTウォレット

NFT(非代替性トークン)は、仮想通貨投資の次に流行るものとして急速に人気を集めています。NFTはブロックチェーン技術を活用し、デジタルアート・音楽・動画・ゲームアイテムなどのデジタル資産に唯一無二の価値を付与するのが特徴です。

このような技術により、所有権が明確に保証され、真正性や希少性が担保されるため、需要が高まれば価値が大きく上昇する可能性があります。

特に、NFTゲームは大きな人気を集めています。ゲーム内のアイテムやキャラクターがNFTトレカなどとして取引されるため、プレイヤーはゲームを楽しみながら、同時にNFTの価値上昇による利益を得られます。また、Move to earnとも密接に関わっており、注目を集めています。

将来的には、NFTを使って大きな富を得る日本人の成功者が現れるかもしれません。

ビットコインによる税金の支払いや詐欺には要注意

マスクをかぶる男性

ビットコインをはじめとする仮想通貨で成功者になった人々や注目すべき事例がある一方で、税金の取り扱いや詐欺の横行も見逃せない問題として存在します。仮想通貨に関わる際は、適切な税金の知識と詐欺に遭わないための注意が必要であるため、大切なポイントを理解しておきましょう。

ビットコイン(仮想通貨)で大儲けしても税金の取り扱いには要注意

仮想通貨で得た利益は、所得税法上「雑所得」に分類されます。雑所得は他の所得との損益通算ができず、利益が多い場合は最大55%の高い税率が適用されます。

20万円を超える利益を出した場合は確定申告が必要ですが、知識不足や手続きの煩雑さ、税金を支払いたくないという心理から、申告をしていない人も少なくありません。

しかし、申告をしないと延滞税が課される可能性があり、本来払うべき税金よりも多く課税させられる恐れもあります。仮想通貨で利益を確定しても申告の仕方がわからない場合は、税務署や税理士といった専門家に相談することをおすすめします。

ビットコイン(仮想通貨)による詐欺も多発している

ビットコインでお金を儲けた人も数多く存在しますが、その分詐欺の被害も少なくありません。詐欺の手法はさまざまで、主に次のような手口が挙げられます。

  • 投資勧誘詐欺:「仮想通貨でお金が儲かる」などの甘い言葉で投資金をだまし取る
  • フィッシング詐欺:有名な取引所を装いアカウント情報や秘密鍵を盗み取る
  • 偽仮想通貨のICO:新規仮想通貨公開を装い、アイデアだけで資金を集める
  • ウォレット詐欺:セキュリティの甘いウォレットに誘導し、預けさせた通貨を盗む

仮想通貨詐欺の場合、詐欺師は海外から身元を隠して犯行に及ぶケースがほとんどです。そのため、一度騙し取られたお金を取り返すのは難しいのが現状です。

詐欺被害に遭わないためには、うますぎる話には乗らず、取引所や情報元の安全性や評判をあらかじめ確認しておいたり、個人情報の管理を徹底しておくことが大切です。

仮想通貨を買ったことがない人であれば、ビットコインの買い方などをあらかじめ調べておき、怪しい人物の言われるがままに購入しないよう注意してください。

まとめ:これからもビットコイン(仮想通貨)で成功する日本人が生まれるかも

仮想通貨で成功を目指す人々

本記事では、ビットコインなどの仮想通貨で成功した人々とその背景、そして今後仮想通貨で成功するための方法について紹介しました。2024年にはビットコイン価格が1000万円を突破し、さらなる価格上昇が期待されています。

ビットコイン価格の上昇により気軽に買えないと感じる人でも、仮想通貨のプレセールやエアドロップ、NFT、メタバース仮想通貨などを通じて成功のチャンスはあります。

とはいえ、仮想通貨は変動幅の激しい投資商品であるため、正しい知識を学んでおくことが大切です。仮想通貨に投資をする際は、本記事や仮想通貨の買い方を参考にし、適切な判断を心がけるようにしてください。