<address>タグは、連絡先情報を表す際に使用します。
address要素で定義されるのは、最も近い祖先のarticle要素に関連する連絡先情報です。
そのようなarticle要素がない場合には、body要素の連絡先情報として文書全体に適用されます。
一般的には、address要素は他の情報とともにfooter要素に含まれますが、
必ずfooter要素の下に配置しなければいならないわけではありません。
address要素の内容として適切かどうかは、住所かどうか地名かどうかではなく、連絡先情報かどうかがポイントです。
任意の住所などを記述する場合、それが実際に関連する連絡先でないならaddress要素を使用してはなりません。
実際に関連する連絡先でない郵便住所などは、一般的にはp要素などでマークアップするのが適切でしょう。
address要素には、連絡先以外の情報を含めてはなりません。
以下のサンプルは、連絡先ではない住所をaddress要素でマークアップしているため不適切です。
<p>本日の<address>東京都港区</address>のお天気は晴れです。
以下のサンプルは、連絡先以外の情報をaddress要素でマークアップしているため不適切です。
<address>最終更新日: 1999/12/24 23:37:50</address>
以下のサンプルは、address要素の適切な使用例の1つです。
住所かどうか地名かどうかではなく、連絡先情報かどうかがポイントです。
<address>
<a href="../People/Raggett/">デイブ・ラゲット</a>,
<a href="../People/Arnaud/">アルノー・ル・オーズ</a>,
<a href="Activity">W3C HTML アクティビティ</a>の連絡担当者
</address>
以下のサンプルでは、address要素で指定された連絡先情報と、small要素で指定された著作権表示を、footer要素でフッターとしてまとめています。
<footer>
<address>
詳細については <a href="mailto:[email protected]">ジョンスミス</a> までお問い合わせください。
</address>
<p><small> copyright 2038 Example Corp.</small></p>
</footer>