<input step>は、入力のステップ値を指定する際に使用します。
input要素にstep属性を指定すると、
入力が許容される値の粒度を示します。
step属性を指定する場合、値は0より大きい浮動小数点数である必要があります。
あるいは、値は大文字と小文字を区別しない文字列「any」である必要があります。
値に「any」を指定すると、特に刻みのない任意の精度を指定したことになります。
以下のサンプルは、数値入力のステップ値を0.01単位に制限しています。
<p>
<label>
0以上の数値を0.01単位で入力してください:
<input type=number min=0 step=0.01 name=rate>
</label>
</p>
以下のサンプルは、step属性を使用して時刻入力のステップ値を30分(1800秒)刻みにしています。
step属性をサポートしているブラウザでは、
例えば「14:16」と入力して送信ボタンを押すと有効な値を入力してください。有効な値として最も近いのは 14:00 と14:30 です。
といったエラーメッセージが表示されます。
<form method="post" action="step2.cgi">
<p>
<label>配達時刻(30分単位):
<input name=dtime type=time step=1800>
</label>
</p>
<p><input type="submit"></p>
</form>
以下のサンプルは、任意の時刻を任意の精度で選択できます。
(通常、時間制御の精度は1分に制限されます。)
<form method="post" action="step2.cgi">
<p>
<label>生誕時刻(1分単位):
<input name=btime type=time step=any>
</label>
</p>
<p><input type="submit"></p>
</form>
以下のサンプルは、0~1の範囲の値のみを受け入れ、その範囲内で256ステップを許可します。
<input name=opacity type=range min=0 max=1 step=0.00392156863>
HTMLの仕様では、input要素には終了タグ</input>はありません。