<small>タグは、小さな活字にされる内容(サイドコメント)を表す際に使用します。
small要素は、小さな活字にされる内容を表します。
一般的に小さな活字は、免責事項、警告、法的制限、著作権などに使用されます。
他にも、引用元や出典元に関する情報やライセンス要件などにも使われるかもしれません。
small要素は、短いテキストのみを対象としています。
複数の段落、リスト、テキストのセクションなど、広いスパンのテキストには使用しないでください。
例えば、利用規約を箇条書きにしたテキスト全体を、small要素としてマークアップするのは不適切です。
このような場合、それらのテキストはサイドコメントではなくそのページのメインコンテンツとなるでしょう。
small要素を小見出しに使用してはなりません。
そのような目的には、hgroup要素を使用する方が適切です。
em要素による強調やstrong要素による重要性の意味を、
small要素によって打ち消したり低くすることはできません。
もし、強調や重要性の意味を打ち消したい場合には、
単純にem要素やstrong要素によるマークアップをやめることです。
以下のサンプルは、宿泊料金に関するサイドコメントをsmall要素にしています。
<dl>
<dt>シングルルーム
<dd>199 € <small>朝食付き、付加価値税は含まれていません</small>
<dt>ダブルルーム
<dd>239 € <small>朝食付き、付加価値税は含まれていません</small>
</dl>
以下のサンプルは、記事のサイドコメントをsmall要素にしています。
<p>
A株式会社は、第2四半期の決算を発表しました。
<small>(完全開示: AニュースはA株式会社の子会社です)</small>
これにより、Dグループとの第3四半期の合併についての憶測が飛び交いました。
</p>
A株式会社は、第2四半期の決算を発表しました。
(完全開示: AニュースはA株式会社の子会社です)
これにより、Dグループとの第3四半期の合併についての憶測が飛び交いました。
以下のサンプルは、テキストのメインフローから離れた位置に複数の段落で置かれるサイドバーです。
サイドバー全体をaside要素でマークアップして、
そのなかの一部にsmall要素を使用しています。
<aside>
<h1>A株式会社</h1>
<p>当社は小規模なソフトウェアとウェブサイトを作成しています。</p>
<p>企業使命は、「エンターテインメントとニュースを提供すること」です。</p>
<p><small><a href="https://example.com/">example.com</a>より取得した情報</small></p>
</aside>
以下のサンプルでは、small要素とstrong要素を併用しています。
このような場合、
strong要素による重要性の意味が、
small要素によって打ち消されたり低くなることはありません。
重要な情報が小さな活字としてマークアップされている、というです。
<p><strong><small>ご利用を継続すると、やがて愛が生まれます。</small></strong></p>
ご利用を継続すると、やがて愛が生まれます。