line-breakプロパティは、W3Cで審議中の仕様をInternet Explorerが独自に採用したもので、禁則処理を厳密にするかどうかを指定する際に使用します。
禁則処理とは、文章の読みやすさや美的な観点から、句読点や括弧等の文字が行頭(または行末)に来ないようにする処理です。
line-breakプロパティは、CSS3ではword-breakプロパティとして標準採用されるかもしれません。
p.sample1 {line-break: normal;}
p.sample2 {line-break: strict;}
<html>
<head>
<link rel=”stylesheet” href=”sample.css”
type=”text/css”>
</head>
<body>
<h3>line-breakプロパティの使用例</h3>
上はline-break: normal、下はline-break: strictです。ブラウザの横幅をリサイズして、文章がどのように表示されるかを比較してください。
<p class=”sample1″>
ある日の事でございます。御釈迦様(おしやかさま)は極楽の蓮池(はすいけ)のふちを、独りでぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。池の中に咲いている蓮(はす)の花は、みんな玉のようにまっ白で、そのまん中にある金色(きんいろ)の蕊(ずい)からは、何とも云えない好(よ)い匂(におい)が、絶間(たえま)なくあたりへ溢(あふ)れて居ります。極楽は丁度朝なのでございましょう。
</p>
<p class=”sample2″>
ある日の事でございます。御釈迦様(おしやかさま)は極楽の蓮池(はすいけ)のふちを、独りでぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。池の中に咲いている蓮(はす)の花は、みんな玉のようにまっ白で、そのまん中にある金色(きんいろ)の蕊(ずい)からは、何とも云えない好(よ)い匂(におい)が、絶間(たえま)なくあたりへ溢(あふ)れて居ります。極楽は丁度朝なのでございましょう。
</p>
</body>
</html>