ウェブページのタイトルは、検索エンジンに重要視されます。
よく吟味して言葉を選びましょう。
ウェブページのタイトルとは、HTMLソースのtitle要素の内容のことです。
サンプルサイトでは、「トップページ」「製品紹介」「会社概要」「お問合せ」の4つのウェブページを作成しましたが、title要素の部分はそれぞれ以下のように記述しました。
<title>ウェブサンプル株式会社</title> <title>製品紹介|ウェブサンプル株式会社</title> <title>会社概要|ウェブサンプル株式会社</title> <title>お問合せ|ウェブサンプル株式会社</title>>
title要素の内容は、ウェブページが表示される際には、ブラウザのタブ部分などに表示される程度なので、あまり重要ではないように感じられるかもしれません。
しかし、ウェブページのタイトルをおろそかにしてはなりません。
アクセス数を向上させるうえでは、title要素の内容が最も重要と言っても良いくらいです。
その理由は、検索エンジンがtitle要素の内容を重要視しているからです。
ユーザーが検索エンジンを利用してキーワード検索をした場合、検索エンジンはそのキーワードにマッチしたウェブページを検索結果として返します。
この際、title要素にそのキーワードが入っているかどうかがかなり重要なのです。
アクセス向上を望むなら、ウェブページのタイトルには、ユーザーが検索しそうなキーワード、そのキーワードの検索結果から訪れてほしい言葉を入れておくべきでしょう。
例えば、「ウェブサンプル株式会社」というキーワードで検索された結果画面に上位表示されたいと思ったら、title要素の内容には「ウェブサンプル株式会社」というテキストを入れておくべきです。
<title>ウェブサンプル株式会社</title>
「トップページ」などという曖昧なタイトルにするべきではありません。
なぜなら「ウェブサンプル株式会社」のウェブサイトを探す際に、誰も「トップページ」などというキーワードでは検索しないからです。
自分が検索する側になったつもりで、適切なキーワードを選定しましょう。
Google やYahoo!の検索結果画面では、title要素の内容がアンカーテキスト(リンクテキスト)として表示されます。
ユーザーは、検索エンジンの結果画面に表示されたテキストを読んで、そのウェブページがどのような情報を扱っているのかを想像してリンクをクリックするかどうかを判断します。
そのため、title要素には、ウェブページの内容を的確に表すタイトルを付けなくてはなりません。
ウェブページのタイトルを適切なテキスト内容にしておくというのは、ウェブサイト運営のノウハウのなかでも必ず守るべき「基本のき」なのです。
ウェブページのタイトルは、短いテキストですが上記の通り大変重要なものです。
使用する言葉については何度も検討を重ねて慎重に決定すべきでしょう。
ウェブサイトの内容を向上させていくのはとても大変ですが、タイトルを付け替えるのは比較的簡単です。
すぐにでもできるアクセスアップ施策ですから、これをやらない手はないでしょう。
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