ウェブページを作成する際には、適切なマークアップを心掛けます。
適切なマークアップとは、HTMLソース内のテキストなどの情報を適切な種類のタグで囲むということです。
例えば、見出しはh1~h6要素で、段落はp要素で、注釈情報はsmall要素でタグ付けします。
これは、HTMLのマークアップにおいて守るべき基本的なルールです。
<h1>大見出し</h1> <h3>小見出し</h3> <p>段落です。段落です。段落です。段落です。段落です。</p> <small>注釈情報</small>
ブラウザ上に表示される文字サイズを大きくしたいからという理由でh1要素にしたり、文字サイズを小さくしたいからという理由でsmall要素にしてはいけません。
<small>見出しは小さいほうがクール</small> <h3>段落の内容を太字にして読みやすくする</h3> <p><!--改行のために空のp要素を入れる--></p> <h1>注釈情報を大きくして目立たせる</h1>
不適切なマークアップをしていると、検索エンジンにウェブページの情報構造が正しく伝わらなくなります。
こうしたマークアップの基本ルールを守ることが大前提となりますが、ユーザーに訪れてほしいキーワードでの検索上位を狙う場合には、より意識的にHTMLの要素を選定します。
検索エンジンが表示順位を決定する際に重視される要素とそうでない要素があることを意識して、重要なキーワードは重要な要素としてタグ付けするということです。
例えば、会社名や商品名をキーワードにした検索結果での上位表示を目指すなら、title要素やh1要素などのより重要度の高い要素の内容にそのキーワードを含めます。
「会社名は小さく表示したほうがクールだからsmall要素でタグ付けしよう…」などという理由でタグ付けするべきではありません。
小さいほうがクールだと思うなら、h1要素でタグ付けしたうえで、CSSで h1 {font-size:x-small;} とでもスタイル指定してやると良いでしょう。
<h1 style="font-size:x-small;">見出しは小さいほうがクール</h1> <p style="font-weight:bold;>段落の内容を太字にして読みやすくする</p> <br> <small style="font-size:x-large; font-weight:bold;>注釈情報を大きくして目立たせる</small>
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