<input type=submit>は、フォーム送信ボタンを表す際に使用します。
input要素のtype属性の値に submit を指定すると、
フォーム送信ボタンを表します。
formaction属性、formenctype属性、formmethod属性、formnovalidate属性、formtarget属性は、
フォーム送信コントロールに使用する属性です。
以下のサンプルは、input要素のtype属性の値に submit を指定して、フォームの送信ボタンを作成しています。
このinput要素はvalue属性を指定していないので、ボタンのラベルはブラウザによってデフォルト表示されます。
一般的なブラウザでは「送信」と表示されるようですが、ブラウザの種類やバージョンによっては別の表記となるかもしれません。
<form method="get" action="search.cgi">
<p><label>検索ワード: <input type=search name="q"></label></p>
<p><input type=submit></p>
</form>
以下のサンプルでは、input要素のtype属性の値に submit を指定して、フォームの送信ボタンを作成しています。
このinput要素はvalue属性の値に「▶ 再生」を指定しているため、ボタンのラベルにその値が使用されます。
<form action="courseselector.dll" method="get">
<p>視聴コースを選択して再生ボタンを押してください。
<p><label>コース:
<select name="c">
<optgroup label="8.01 物理 I: 古典力学">
<option value="8.01.1">講義 01: パワーズ・オブ・テン
<option value="8.01.2">講義 02: 運動学
<option value="8.01.3">講義 03: ベクトル
<optgroup label="8.02 電気と磁気">
<option value="8.02.1">講義 01: 世界を結びつけているもの
<option value="8.02.2">講義 02: 電界
<option value="8.02.3">講義 03: 電気束
<optgroup label="8.03 物理 III: 振動と波">
<option value="8.03.1">講義 01: 周期現象
<option value="8.03.2">講義 02: うなり
<option value="8.03.3">講義 03: 強制振動
</select>
</label>
<p><input type=submit value="▶ 再生">
</form>
以下のサンプルには、2つの入力必須フィールドと、2つのSubmitボタンがあります。
「論文を提出する」ボタンでフォーム送信するには、2つの必須フィールドに入力する必要があります。
一方、「保存」ボタンにはformnovalidate属性が指定されているので、フォーム送信時の検証が省略されます。
データを完全に入力していなくても「保存」ボタンでフォーム送信できるので、
ユーザーが入力途中の状態を保存しながら続きを入力できるようにできます。
<form action="editor.cgi" method="post">
<p><label>名前: <input required name=fn></label></p>
<p><label>論文: <textarea required name=essay></textarea></label></p>
<p><input type=submit name=submit value="論文を提出する"></p>
<p><input type=submit formnovalidate name=save value="保存"></p>
</form>
HTMLの仕様では、input要素には終了タグ</input>はありません。